一般財団法人環境イノベーション情報機構
外来種ヌートリアとジャコウネズミへの対策を強化
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2003.09.30 【情報源】フランス/2003.09.12 発表
バシュロナルカン エコロジー・持続可能な開発大臣とゲマール農業・食料・漁業・地方事業大臣は、ヌートリアとジャコウネズミの個体数の管理、モニタリングの改善のための措置を講じる。毛皮生産のため19世紀にフランスに持ち込まれたヌートリアとジャコウネズミは、この20年間に個体数が増大した。生態系への影響(他種との競合、水中植物の捕食による環境変化)や人間活動への影響(農作物への被害、土手や芸術作品の損傷、人体への健康影響(肝臓ジストマ、レプトスピラ症)などが問題となっている。7月8日には、個体数の管理、安定化を目指す省庁間アレテ(省令)が調印され、さらに、9月5日には、化学物質の使用を制限しつつ、代替的な管理手法を拡大するデクレ(政令)も調印された。【フランス エコロジー・持続可能な開発省】