一般財団法人環境イノベーション情報機構
国連環境計画、ラテンアメリカ・カリブ海諸国が野心的な環境アジェンダに合意と報告
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2025.10.20 【情報源】国連/2025.10.02 発表
国連環境計画(UNEP)によると、ラテンアメリカ・カリブ海地域環境大臣フォーラム第24回会合がペルーで開催され、気候変動・生物多様性損失・汚染という3つの環境危機に対処するための決議を採択し、さまざまな形の危機に統合的に取り組む必要性を再確認して閉幕した。会合は各種の行動計画やイニシアティブに合意した。
以下はその一部。
・生態系回復と水の安全保障
・廃棄物部門におけるメタン排出削減
・廃棄物処理場の漸進的閉鎖
・大気質
また分野横断的な課題として、環境行動へのジェンダーの視点の組入れ、持続可能性のための教育と訓練、循環型経済モデルなども議論された。
同フォーラムは1982年に設立され、この地域の環境問題に関する政治的対話と協力のプラットフォームとなってきた。
多国間交渉に同地域の国々が共通の立場で臨むための準備の場でもあり、12月の第7回国連環境総会(UNEA-7)に向けても、同地域特有の状況への国際社会の理解を求めていくという。
【国連環境計画】