一般財団法人環境イノベーション情報機構
世界経済フォーラム、「持続可能な開発インパクト会合2025」で共通課題の解決と協力を訴え
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2025.10.14 【情報源】国際機関/2025.09.25 発表
世界経済フォーラム(WEF)は、包摂的で回復力のある未来をめざす連携のプラットフォームとして、国連総会とSDGs週間(Global Goals Week)に合わせてニューヨークで「持続可能な開発インパクト会合2025」を開催した。政府高官、企業トップ、国際機関代表、市民社会代表など1,000人を超える参加者が、喫緊の世界の課題への対応について意見を交わした。
地政学的緊張が高まり、多国間主義が危機に瀕し、2030年までに実現が見込まれる持続可能な開発目標は17%しかない状況の中、WEFのボルゲ・ブレンデ総裁・CEOは「地球が複合的な課題に直面している重要な時期に、われわれはすべての人のための持続可能で包摂的な未来を確かなものにする回復力を構築する必要がある」と述べた。
会合では「チーフエコノミスト・アウトルック」や、炭素回収、経済に対する気候と健康のリスクの管理、デジタル貿易のカーボンフットプリント削減などに関する各報告書が発表されたほか、循環型経済、水の未来など目的別のグループで、共通の優先課題に取り組む行動の加速が議論された。
【世界経済フォーラム】