一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

ナチューラ2000地区に影響を及ぼす開発について4つの意見を採択

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2003.05.06 【情報源】EU/2003.04.25 発表

 欧州委員会はナチューラ2000地区に影響を及ぼすドイツ、オランダ、スウェーデンの開発事業について4つの意見を採択した。ナチューラ2000地区は、EUの生息地指令第6条に基づく保護制度の対象となっている。今回の意見は、生息地指令に基づいて法的に要求されたもので、加盟国からの疑義に委員会が返答したものである。
 委員会はこれらの事業のうち3件について、やむを得ない公共の利益により正当化されると判断し、肯定的な返答を行った。それぞれの事業について、実現可能な代替案がないこと、地域・国の経済的社会的発展に大きな効果があること、及びナチューラ2000地区の全体的な統一性を確保する補償手段が適切であることが評価された。
 一方、ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州の事業(新規工業地区及び商業地区の創設)については、当該事業に対する可能な代替案の評価が完全な形で行われておらず、指令6条4項により要求される事業に対する代替案がないのは受け入れがたい として否定的な見解を示した。【欧州委員会環境総局】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース