一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ、鉄道インフラの最新化促進のため全国一律の鳥類保護基準を導入へ
【自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2025.02.28 【情報源】ドイツ/2025.02.12 発表
ドイツ連邦内閣は、鉄道インフラの最新化を促進するために、全国で統一した種の保護を定めた行政規則の導入を決定した。特に架線設備に影響を及ぼす鳥類保護に関してはドイツ全国で異なる基準が導入されていることから、インフラ整備の進展を遅らせる要因となっている。
今後はEUで導入されている鳥類保護の基準をドイツ全国に一律に適用することで、鉄道の架線設備の最新化を迅速に、かつ行政の負担を軽減した形で進められるようになるとしている。
また線路沿いに生息するトカゲ類など他の生物に対する保護基準の導入も準備しており、種の保護を損なうことなく、鉄道のインフラ整備を促進させることを目指す。
行政指針は、連邦議会による承認の後、施行される。
【ドイツ連邦環境・自然保護・原子力安全・消費者保護省】