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環境ニュース[海外]

国連環境計画、プラスチック汚染に関する国際条約の合意を先送りと報告

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2024.12.17 【情報源】国連/2024.12.02 発表

国連環境計画UNEP)は、韓国・釜山で開催されていた第5回政府間交渉委員会(INC-5)が閉会し、プラスチック汚染に関する法的拘束力のある国際文書(条約)の交渉が合意に至らず、今後の再開セッションに協議を持ち越すと報告した。

2022年3月の第5回国連環境総会再開セッション(UNEA5.2)において、プラスチック汚染を抑制するための法的拘束力のある国際条約の策定が決議された。
決議は、2022年後半に策定作業を開始し2024年末までに完了するよう求めており、2022年11月に第1回の政府間交渉委員会(INC)が開催された。
決議によれば、この国際条約は、生産、設計、廃棄といったプラスチックのライフサイクル全体に対処する包括的なアプローチに基づくものでなければならない。

今回のINC-5には170ヶ国超の代表と440超の団体のオブザーバーが参加し、議長による条文草案について交渉が行われたが、重要な分野で意見の隔たりが埋まらなかった。
今後はこの議長テキストを出発点として2025年の再開セッションで交渉を続ける。

国連環境計画

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