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環境ニュース[海外]

ボン条約、昆虫の重要性をテーマに2024年「世界渡り鳥の日」開催へ

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2024.05.27 【情報源】国際機関/2024.05.08 発表

ボン条約(移動性野生動物種の保全に関する条約、CMS)は、2024年「世界渡り鳥の日」は「昆虫を守ることは、鳥たちを守ること」がテーマで、昆虫の重要性に対する認識の向上と教育、学びの機会であると報じた。世界中の渡り鳥の飛来経路で5月11日、鳥の渡り現象や鳥と昆虫の繋がり等を祝うイベントが開催される。世界渡り鳥の日は渡り鳥とその国境を越える移動について教え、保護活動を促す毎年恒例の国際的キャンペーン。
昆虫は渡り鳥の長距離移動に必須の食料源であり、繁殖や幼鳥の給餌等においても不可欠である。しかし、近年、昆虫の個体数は減少し、昆虫に依存している鳥類の減少との関連性が明らかになっている。世界の昆虫の個体数は10年毎に約9%減少しており、森林減少、工業型農業、農薬の過剰使用、光害気候変動等がこの傾向を加速させているという。本年のキャンペーンを通じ、昆虫と鳥を守る行動として、在来植物種の植栽による野生生物の生息地創出、有機食品の選択(有害な農薬の回避)、昆虫と渡り鳥の保護を目指す法や規制の制定等が推奨されている。

ボン条約(移動性野生動物種の保全に関する条約)】

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