一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ 炭素管理戦略骨子と二酸化炭素貯留法改正案を省庁間協議に提出
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2024.03.08 【情報源】ドイツ/2024.02.26 発表
ドイツ連邦経済気候保護省(BMWK)は、炭素管理戦略骨子とそれに基づく二酸化炭素貯留法改正案を省庁間調整のために提出した。これは、CCS/CCU(二酸化炭素回収・貯留技術/二酸化炭素の分離回収と有効利用)の利用、ドイツ国内における輸送と海洋保護区を除く洋上貯留を可能にすることを目的としたもの。CCSの利用は回避が困難または不可能な排出が対象となる。昨年、環境団体、産業界、学術界との対話を通じた意見形成や政府内部の初期協議など集中的な準備作業が実施された。法案は省庁間協議の後、連邦州政府および関連団体と協議され、内閣に提出される。
ハーベック大臣は、「CCS/CCUのドイツでの実施なしには気候変動目標の達成は不可能である。この技術は産業国としてのドイツの競争力にとって重要であり、さもなければ競争上不利な立場に置かれ、多大な犠牲を払うことになる。」と述べた
【ドイツ連邦経済気候保護省】