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環境ニュース[海外]

ボン条約第14回締約国会議、移動性野生動物種の保全を目指す多くの決定をして閉幕

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2024.03.06 【情報源】国際機関/2024.02.17 発表

ボン条約(移動性野生動物種の保全に関する条約、CMS)は、2024年2月にウズベキスタンのサマルカンドで開催された第14回締約国会議の成果を報告した。主な成果は以下の通り。
・2032年を目途に保全状況の改善と脅威の解消・低減を目指す「移動性野生動物種に関するサマルカンド戦略的計画」を採択
・条約の保護対象種にオオヤマネコ、マヌルネコ、シロワニ、マゼランチドリなど14種を追加
・新たな共同取組としてチンパンジー、ストローオオコウモリ、ヨシキリザメなど6種を保全
・実施中のキリン、アフリカウスイロイルカ、アンティポディーズアホウドリなど9種の保全活動を拡大
・新たにラムサール条約国際自然保護連合(IUCN)など国際団体や関係政府を巻き込んで「生態学的連続性に関する世界パートナーシップ」が発足
ほかに、各国に自国の気候変動対策に移動性野生動物種の保護を入れ報告を求める決議、光害対策の国際的ガイドラインの決定、線状インフラ開発と影響評価の取組の提言、不法・持続不可能な採捕防止取組の強化決議など100件以上を合意した。

ボン条約(移動性野生動物種の保全に関する条約)】

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