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環境ニュース[海外]

EU理事会と欧州議会、エネルギー部門のメタン排出削減に向けた新規則に暫定合意

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2023.11.30 【情報源】EU/2023.11.15 発表

EU理事会と欧州議会は、気候対策パッケージ「Fit for 55」の一環として、エネルギー部門のメタン排出の追跡・削減に関する新規則に暫定合意した。
メタンは強力な温室効果ガスで、温暖化の原因の3分の1を占める。新規則では石油・ガス・石炭部門に対し、メタン排出の測定・報告・検証、及び排出緩和措置(メタン漏出の検出と修理、大気中への放出と燃焼の制限等)の実施を義務化。またEUに輸入される石油・ガス・石炭のメタン排出に関する透明性を確保する世界的なモニタリング手法を提示した。
具体的な合意内容は、
・事業者は、稼働中および非稼働の施設における発生源でのメタン直接排出量等を、規則施行から規定の期限・頻度で当局に報告。当局は、事業者の要件準拠について定期的に検査、初回は規則施行後21ヶ月以内に完了。
メタン漏出の検出調査をリスクに応じて実施、検出後直ちに部品を修理/交換。初回の試行は5日以内、完全な修理は30日以内。
・停止中、一時的閉鎖、廃坑となった油井・ガス井、及び閉鎖、放棄された炭鉱も規則の対象。
【EU理事会】

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