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環境ニュース[海外]

イギリス環境・食糧・農村地域省、高レベルの保護を行う海洋保護区を初めて指定

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2023.07.20 【情報源】イギリス/2023.07.05 発表

イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、極めて貴重な海洋生物種・生息地を保護するため、初の保護レベルの高い海洋保護区(HPMA)3区をイングランド海域で指定した。これは、2030年までに世界の海域の30%以上を保護する等の国際公約に基づくもので、同国の環境改善計画と25ヶ年環境計画で定めた海洋保全目標の達成に向け大きく前進する。
保護強化が貴重な海洋生物の回復や漁業の長期的な生産性・持続可能性に寄与することは実証されており、こうした観点から今回、以下のHPMAが選定された。
・アロンビー湾:炭素を隔離・貯留する「ブルーカーボン生態系、多くの浜鳥(シャクシギ、ミヤコドリ等)が生息。
・ファーンズ・ディープ北東部:商業上重要な魚(コダラ、アンコウ等)が産卵・生育。
・ドルフィン・ヘッド:トロール漁やホタテ桁網漁等により近年劣化。幅広い海鳥や海洋哺乳類(ミツユビカモメ、ネズミイルカ等)が生息。商業上重要な魚(タラ、ニシン等)の餌場・生育場。ロスワームの礁など生態学的に重要な生息地。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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