一般財団法人環境イノベーション情報機構
東アジア海域環境管理パートナーシップ、河川流域管理の新プロジェクトが発足と報告
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2023.03.09 【情報源】その他/2023.02.17 発表
東アジア海域環境管理パートナーシップ(PEMSEA)は、東南アジアの河川流域の汚染と環境悪化という喫緊の課題に対応するための新たなプロジェクトを、地球環境ファシリティ(GEF)、国連開発計画(UNDP)、東南アジア諸国連合(ASEAN)が立ち上げたと報告した。このプロジェクトは、統合的河川流域管理(IRBM)によって東南アジア海域の保全をめざすもので、2023〜2027年の5年間、ASEAN加盟の6ヶ国(カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、フィリピン、ベトナム)の河川において機能的なIRBMの仕組の策定に取り組む。プロジェクトは、
・汚染削減と淡水の環境流量維持
・気候変動に対する脆弱性への適応
という2つの大きな目的のもと、水源から海までの間で実際に起こっている問題の解決に資する実用的なひな形・ツール・アプローチの提供、能力構築、監視・評価を実施していくという。
プロジェクトの運営は、ASEAN水資源管理作業部会メンバー、UNDP代表、ASEAN事務局、PEMSEA資源ファシリティから成る地域運営委員会が担う。
【東アジア海域環境管理パートナーシップ】