一般財団法人環境イノベーション情報機構
フランス政府、次期生物多様性国家戦略の最終決定に向けNGOらと会合
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2022.09.29 【情報源】フランス/2022.09.14 発表
フランス環境省のクイヤール・エコロジー担当副大臣は、2030年までの生物多様性国家戦略(SNB)の最終決定に向け、自然保護NGOの14団体(collectif CAP Nature et Biodiversite)との会合を持った。会合ではSNBの諸課題、すなわち目標、指標の設定、ガバナンス、資金調達等について議論が行われ、建設的で率直な意見交換の枠組みを作る機会になったという。政府は2030年までのSNBの初回版を、世界の次期生物多様性枠組の採択を待つ2022年3月に発表した。この初回版では生態系と生物種の保護・回復と侵略的外来種対策、社会全体の意識啓発と動員などの5つの軸と、それに対応する15の目標、71の施策で構成されていた。今回の会合で副大臣は、2022年12月にカナダのモントリオールで開催予定の生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)での方向性を組み込んで2023年初めにはSNBの最終版を決定したいとの考えを示した。【フランス環境省】