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環境ニュース[海外]

イギリス、開発における生物多様性ネットゲインを確保するためのツールを公開

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2021.07.26 【情報源】イギリス/2021.07.07 発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、25ヶ年環境計画の下、持続可能な開発を実現するため、開発又は土地管理の変更による自然の消失・増加の評価方法を提供する「生物多様性指標3.0」など3つの新ツールを執行非省庁公共機関ナチュラル・イングランドが公開したと報じた。
 生物多様性指標3.0は、生物多様性の消失・増加を定量化することで開発計画プロセスを合理化できる。開発前よりも自然環境を良い状態にする生物多様性ネットゲインは、自然に利益をもたらすだけでなく、人々の生活環境等において自然へのアクセスを拡大する。生物多様性指標3.0は今後、イングランドの陸域と潮間帯における開発の業界標準となる。環境法案を通じて開発業者や地域計画当局等の生物多様性ネットゲインの義務を法制化し、自然回復への投資を促すという。
 この指標のほか、小規模開発地における生物多様性ネットゲインの算定プロセスを簡素化した指標(ベータ版)、及び生息地が人々にもたらす恩恵(水質改善、洪水管理、炭素貯留等)の検討方法を開発業者に提供するツールも公開された。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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