一般財団法人環境イノベーション情報機構
ラテンアメリカ・カリブ海諸国の環境大臣、グリーンリカバリーを目指す決意を表明
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2021.02.22 【情報源】国連/2021.02.02 発表
ラテンアメリカ・カリブ海諸国の環境大臣は、2021年2月1〜2日開催の第22回環境大臣フォーラム会合にて、域内における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行(パンデミック)からの回復戦略の中心に包括的な環境対策を据え、誰一人取り残さない包摂性のある社会、低炭素かつリスクに対して強靱な経済、自然資源の保全と持続可能な利用を基盤とした経済回復を目指すとした「ブリッジタウン宣言」に署名した。宣言では、持続可能な開発のための2030アジェンダやパリ協定、ポスト2020生物多様性枠組の目標を達成できるよう、経済・財政・金融措置や回復に向けた投資は持続可能な開発努力を促すものでなければならないことや、人獣共通感染症によるパンデミックが再び起こるリスクを減らすため環境と人間の健康との関係性について知見を深める必要があること等がうたわれている。また、あらゆる汚染問題に対処する決意や循環型経済連合の立ち上げ、生態系回復行動計画の採択、統合環境情報システムの推進等を含む8つの決定事項についても合意された。【国連環境計画】