一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ 休暇と生物多様性保全のためのボランティア活動を組み合わせたプロジェクトが始動
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2020.07.30 【情報源】ドイツ/2020.07.08 発表
ドイツ連邦環境省は、休暇と生物多様性保全のためのボランティア活動を組み合わせたプロジェクト「生物多様性・ボランティア・ツーリズム」の実施を公表した。これは、ドイツ国内において、自然の中での休暇への関心の高まりと生物多様性保全のために活動したいと考える人の増加を背景に実施されるプロジェクトであり、連邦環境省は、3年間で総額44万ユーロ以上を拠出するとしている。プロジェクトでは、生物多様性の価値を社会に認識させ、より多くの市民が自然に関わることを目指している。例えば、ミュリッツ国立公園の湿原やビオトープの保全、エルベ中流生物圏保護区の氾濫原の保全など、ドイツ国内の持続可能な休暇を進める革新的な経済モデルや商品を開発していく。体験型の休暇は大きな可能性を秘めており、このプロジェクトを通じ、自然景観を保全するためのボランティア活動への人々の参加を進めていく。【ドイツ連邦環境省】