一般財団法人環境イノベーション情報機構
生物多様性条約、生態系回復に関するカリブ地域ワークショップを開催
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2020.03.26 【情報源】国際機関/2020.03.09 発表
生物多様性条約(CBD)は、2020年3月9〜13日にセントルシアのカストリーズでカリブ地域の森林など生態系の回復について協議するワークショップを開催し、これにカリブ諸国12か国(バハマ、バルバドス、ドミニカ、ガイアナ、ハイチ、スリナム等)が参加している。これは、CBD事務局が「森林生態系回復イニシアチブ」の一環として主催する取組の1つで、その目的は、2016年に採択した「生態系回復に関する短期行動計画」に従い、締約国の国家計画の策定・実施を支援することにある。このワークショップで参加者は、1)生態学的回復、生態系回復、森林景観回復の関連概念の区別、それらの環境・社会経済の国家目標への寄与に関する理解向上、2)回復に関連した国際的な枠組みや目標に関する意識向上、3)森林生態系回復に関する具体的・測定可能・達成可能・現実的・時限的な(SMART)目標設定の価値とプロセスの理解、が期待できる。また参加者間で意見交換することで、地域の森林生態系・景観回復に関する共通の問題や障害、生態系回復が生態・社会・経済的な持続可能性にもたらす恩恵について地域的理解が得られるという。
【生物多様性条約】