一般財団法人環境イノベーション情報機構
生物多様性条約の公開作業部会、ポスト2020生物多様性世界枠組のゼロドラフトを検討
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2020.03.17 【情報源】国際機関/2020.03.01 発表
2020年2月24日からローマで開かれていた「ポスト2020生物多様性世界枠組」に関する公開作業部会(WG2020)第2回会合は、「枠組」草案(ゼロドラフト)について議論し、細部にわたるコメントや提案をまとめて2月29日閉会した。生物多様性条約事務局によると、作業部会はコンタクトグループを設けて、・枠組の目標(2030年目標と2050年目標の関係等)
・生物多様性への脅威を低減する方法(保護や持続可能な利用の新たなターゲット等)
・持続可能な利用と利益の配分を通じた人々のニーズへの応答
・生物多様性の主流化のためのツール、ソリューション
を議論した。このほか参加者らは、生物多様性の減少を助長している気候変動に関するターゲットを含めることも歓迎した。
今後、補助機関会合(SBSTTAとSBI)の検討を経てWG2020の共同議長と事務局長が同枠組の新たな草案を作成する。新草案はコロンビアのカリで開かれるWG2020第3回会合でさらに検討され、その結果が2020年10月に中国の昆明での国連生物多様性会議に送られる。【生物多様性条約】