一般財団法人環境イノベーション情報機構
フランス生物多様性庁、2019年フランス生物多様性首都はリヨンと発表
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2019.10.29 【情報源】フランス/2019.10.09 発表
フランス生物多様性庁(AFB)は、2019年「Capitale Française de la Biodiversité(フランス生物多様性首都)」にリヨン大都市共同体が選ばれたと発表した。これは気候変動と生物多様性の減少に対し、自然に基づいたアプローチで解決策を進める地方自治体の取組を顕彰するコンテストで、2010年からAFB、イル・ド・フランス地域圏生物多様性局、非営利団体Plante & Citéが共同で開催している。2019年のテーマは「気候:解決策の源泉である自然」であった。リヨンは過去数年にわたり、樹木や水の役割を重視した気候対策を実施し、木陰の公共スペースの増設、緑地での雨水の貯留、多様な樹木種の植林、水路の再自然化などによって、動植物が生息しやすく、大雨や洪水の際に貯水の機能を果たす環境を創出した。大規模公園の管理でも実績を残した。リヨンに加え、小都市部門(サン・リュネール)、大都市部門(メッス)、自治体連合体部門など合わせて5つの受賞都市が決定した。【フランス生物多様性庁】