一般財団法人環境イノベーション情報機構
国連気候変動枠組条約、2018年世界気候行動賞受賞者の成功事例を紹介するオンラインレポートを公表
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2019.08.21 【情報源】国連/2019.07.31 発表
国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、「変革へのモメンタム」イニシアティブの2018年世界気候行動賞の受賞者15名の取組を情報画像や動画などを用いて紹介するオンラインレポートを公表した。同賞は気候変動と様々な経済・社会・環境問題に対処する革新的かつ根本的な解決策を表彰するもの。国や世界の気候目標への行動と熱意を盛り上げる広範な取組の重要な一環だという。
このレポートは同賞への応募者が極めて多かったことも指摘している。2018年は「地球の健全性」「気候中立性」「結果を生む女性主導の取組」「気候配慮型の投資」の4部門に過去最多の計569件もの応募があり、331件が候補に選ばれた。
受賞者のうち、スリランカのマングローブ保全プロジェクトは、女性や若者に研修や小口融資を提供し、スリランカが世界に先駆けてすべてのマングローブ林を保全・再植樹する国になるよう活動を推進している。また、イギリスのサッカークラブ、フォレストグリーン・ローヴァーズFCは、多くの再生可能エネルギー技術(太陽光パネル、電気自動車の充電ステーション等)を導入し、世界初のカーボンニュートラルなサッカークラブを目指しており、世界で最も環境に優しいサッカークラブとFIFAにより評価されている。【国連気候変動枠組条約】