一般財団法人環境イノベーション情報機構
世界気象機関と世界水パートナーシップ、統合型の水資源管理で協力
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2019.06.26 【情報源】国際機関/2019.06.06 発表
世界気象機関(WMO)と世界水パートナーシップ(GWP)は、統合型の水資源管理で協力するため覚書を交わした。気候変動の影響は温暖化のみならず、降雨パターンの変化にも表れており、洪水や干ばつによって大きな損失が生まれている。水資源に関する決定は、農業、エネルギー、商業などの部門間でばらばらになりやすく、持続可能な水資源管理を最優先として部門間の連携を進める必要があるという。覚書では、1)洪水・干ばつに関する共同計画によって極端な水文気候事象の管理を強化する、2)優先度の高い水・気候事業を開発できるよう各国の能力を強化する、3)多国間および国レベルで水関連情報と製品の開発への関係者の参加を強化する、4)水管理事業、水文気候サービス、早期警戒システムへの共同資源動員を進める、の4つの優先領域が特定された。覚書は、2019年6月6日に世界気象会議の会期中に行われた水文会合で交わされた。【世界気象機関】