一般財団法人環境イノベーション情報機構
国連気候変動枠組条約、グローバル気候行動サミット開催へ
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2018.08.23 【情報源】国連/2018.08.06 発表
2018年9月12〜14日にサンフランシスコで開催されるグローバル気候行動サミット(GCAS)に向けて企業のリーダー、NPO、市民、自治体の代表が準備を進め気運が高まるなか、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は世界に行動を呼びかけた。都市や地域、企業、市民は多くの気候行動を公表、実施し、現在の排出量とパリ協定で示した排出量との差は縮小しつつある。例えば、カリフォルニア州は2020年目標を4年前倒しで達成したという。
今回のGCASは5つの主要な課題分野(健全なエネルギーシステム、包括的な経済成長、持続可能な地域社会、土地・海洋管理、斬新な気候投資)を通じて気候問題解決への野心を次の段階へ引き上げることに焦点を当てている。UNFCCCはその各々の課題に共に対処するための行動の例として、1)電気自動車(EV)への転換促進、国際イニシアティブ「EV100」への参加による2030年までのEV主流化、2)科学に基づく気候・持続可能性の目標設定、気候回復力のあるサプライチェーンや地域社会の構築、3)ゼロ・エミッション・ビル、化石燃料フリー道路、廃棄物削減等による地域社会の変革、C40(世界大都市気候先導グループ)との協働、4)気候に優しい土地利用・保全、農業施策の実施、5)インフラ投資のためのグリーンボンド活用、等を挙げている。【国連気候変動枠組条約】