スウェーデン、環境持続可能性を高める国際開発協力への新戦略を公表

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2018.03.28 【情報源】スウェーデン／2018.03.13 発表

　スウェーデン政府は、環境の持続可能性を高める国際開発協力のため2018〜2022年の新たな5年間戦略を公表した。同国は、貧困や抑圧下にある人々の生活条件を改善する機会を作り、持続可能な開発のための2030アジェンダとパリ協定の実施に寄与することを国際開発協力の目的としている。新戦略は、1）気候変動、2）生態系と自然資源、3）海洋と水資源、の3領域で、規範的枠組みや政策・手法の構築、能力強化に貢献する。戦略では、温室効果ガス排出削減、気候変動に対する回復力強化、再生可能エネルギーへのアクセス向上、生態系と自然資源の保護と持続可能な管理、汚染やごみの削減による水と海洋の持続可能な管理など、2030アジェンダと対応する10の具体的目標を設定し、分野間の相乗効果を生むことも重視した。予算総額65億スウェーデンクローナ（SEK、約845億円）を割り当て、2030アジェンダ実施への貢献度の観点から進捗を報告する。【スウェーデン環境・エネルギー省】