一般財団法人環境イノベーション情報機構
カナダ、G7環境大臣会合の成果を報告
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2017.06.27 【情報源】カナダ/2017.06.12 発表
カナダ環境・気候変動省は、ボローニャで開催されたG7環境大臣会合の成果を報告した。カナダからは学術研究者や民間部門の代表者も会合に出席し、州や準州、都市、先住民、企業が共同して未来のクリーンな成長をめざすカナダの気候計画を各国に説明した。報告によると、G7では、アメリカを除く各国およびEUが気候変動パリ協定の迅速かつ効果的な実施への取組みを再確認した。カナダはアメリカのパリ協定離脱に深い遺憾の意を表明。マッケナ環境大臣は、環境と経済は密接な関係にあり、気候変動への取組みがクリーン技術の開発促進や雇用創出につながり、国内の自治体や先住民、企業との協力が計画を成功させると力説した。参加各国は、全国的に炭素価格を設定するなどのパリ協定実施に向けたカナダの取組みを高く評価したという。クリーン成長、炭素市場、技術革新、貿易、資源効率、海洋ごみ、途上国への資金提供などの広範な環境問題に関して、G7各国の話し合いが進展したという。
なお、2018年のG7ではカナダが議長国を務め、気候変動への対処、中産階級の強化、ジェンダー平等の推進などに重点を置くという。【カナダ環境・気候変動省】