一般財団法人環境イノベーション情報機構
生物多様性条約、名古屋・クアラルンプール補足議定書が発効に近づいたと報告
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2017.05.22 【情報源】その他/2017.05.02 発表
生物多様性条約(CBD)は、2017年4月26日にキューバが「バイオセーフティに関するカルタヘナ議定書の責任及び救済に関する名古屋・クアラルンプール補足議定書」の加入書を寄託し、38番目の参加国となったことを報告した。同補足議定書は、遺伝子組み換え生物による損害発生時の対応措置のため国際的規則と手続きを定めることで、生物多様性の保全と持続可能な利用に寄与することを目的に、2010年10月15日に採択された。同補足議定書は40か国の批准書、加入書、受諾書、または承認書が寄託されてから90日後に発効する。今回のキューバの加入で、発効まで残り3か国になった。CBD事務局は、同補足議定書の早期の発効と実施のため、能力構築用資料を作成し、広範な意識向上活動を実施している。CBDはキューバの補足議定書加入を歓迎し、カルタヘナ議定書の他の締約国の迅速な批准を期待するとした。【生物多様性条約】