メキシコ、生物多様性・ビジネス同盟を創設

【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2016.11.07 【情報源】その他／2016.10.26 発表

　メキシコは、生物多様性保全への企業の積極的な関与を促進する「生物多様性とビジネスの同盟」を立ち上げた。生物多様性条約（CBD）の発表によると、この同盟は生物多様性と生態系の保護・保全・再生の促進を目的としており、参加する12の企業と15の自然保護団体などの協力機関との間で、投資メカニズムやプロジェクトについて建設的な対話を進めるという。企業の参画は愛知目標と2030持続可能な開発アジェンダの達成に必要であり、企業にとっても生物の種と生態系の保全は長期的な繁栄と存続に必要である。ディアスCBD事務局長は、国ごとの「ビジネスと生物多様性イニシアティブ」がメキシコでも開始され、企業の関与を強化しようとしていることを歓迎した。生物多様性条約第13回締約国会議（COP13）が2016年12月にメキシコのカンクンで開催されることから、同盟は極めてタイムリーに発足した。COP13と並行して、2016年「ビジネスと生物多様性フォーラム」も開催され、メキシコの同盟もこのフォーラムに積極的に参加するほか、CBD締約国が立ち上げた「ビジネスと生物多様性のグローバルパートナーシップ」にも加入し、情報や優良事例の共有に参加するという。【生物多様性条約】