一般財団法人環境イノベーション情報機構
生物多様性条約の第1回条約実施補助機関会合が開幕
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2016.05.18 【情報源】国連/2016.05.02 発表
生物多様性条約(CBD)は、2016年5月2〜6日にカナダのモントリオールで第1回条約実施補助機関会合(SBI-1)を開催する。SBIは、条約実施に関する作業部会を引き継ぐものとして第12回締約国会議(COP12)で設けられた。本会合では、2016年12月にメキシコのカンクンで開催される生物多様性条約第13回締約国会議(COP13)で検討するための多数の勧告が採択される見込み。会合では、主に以下の4事項について協議する。1)生物多様性戦略計画2011-2020および愛知目標の各国の実施状況のレビュー
2)各セクターおよびセクター横断的な生物多様性の主流化に重点を置いた、実施強化のための戦略的行動の検討
3)能力構築、技術および科学的協力、技術移転など、実施支援の強化
4)構造およびプロセスの効率化を含む、条約と議定書の運営
また、SBI-1では各国の報告書作成の指針や実施状況の進捗評価を強化する仕組みも策定する予定となっている。