一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

欧州環境庁、欧州の森林生態系に関する報告書を発表

自然環境】 【掲載日】2016.04.11 【情報源】EU/2016.03.21 発表

欧州環境庁(EEA)は、欧州の森林生態系の状況と動向に関する報告書を発表した。報告書では、欧州の森林が直面するリスク上位4位に、生息地の減少と劣化、特定外来生物、汚染、気候変動が挙げられている。これらは伐採、都市乱開発、人間の森林利用の増加などの経済活動と結びついて、森林の脆弱性をさらに高めているという。これらの問題に取組み、森林の保護を向上させるために、同報告書では欧州レベルでの研究やデータ収集、国家森林インベントリの利用、森林の被覆や状態の変化を追跡するためのモニタリング、さらに森林活動を充分に考慮したEUの政策を求めている。森林は気候を調整し、流域を守り、水を浄化する。また「炭素吸収源」として働き、大気を浄化するとともに、多くの種の生息地となって生物多様性を保護・保全している。EEAは、次世代にこの貴重な森林資源を確実に残すためには、利害関係者や森林所有者、林業界、政策立案者、一般市民が協調して持続可能な森林管理を行うことが必要だとしている。

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース