一般財団法人環境イノベーション情報機構
世界気象機関、気候変動に強い都市をテーマに円卓会議を開催
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.04.07 【情報源】国連/2016.03.24 発表
世界気象機関(WMO)は、「世界気象デー」の3月24日、国連環境計画(UNEP)が運営するジュネーブ環境ネットワーク(GEN)と共同で、気候変動に強い都市をテーマに円卓会議を開催した。世界の都市部には地球の全人口の55%が集中している。会議では、その都市住民の健康と安全を気候変動や大気汚染から守るための気象、公衆衛生、環境などの分野の連携構築について、WMO、国連ハビタット(国際連合人間居住計画)、世界保健機関(WHO)などの専門家らが議論した。議論の内容として、都市住民の健康と安全が大気汚染や気候変動等の脅威に曝されていること、その一方で都市は技術革新と創造性にすぐれ、解決策を見出せる可能性も高いこと、そしてそのためには、さまざまな課題に対する政策を部門間で調和させ、連携を図ることが重要であること等が指摘された。2016年10月には第3回国連人間居住会議(ハビタット3)会議が予定されているが、WMOはこの会議が、国際・国・各地域機関による連携を強化する機会になるとしている。【世界気象機関】