一般財団法人環境イノベーション情報機構
フランス、生物多様性法案に対する意見を募集
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2016.01.21 【情報源】フランス/2016.01.08 発表
フランス環境・持続可能開発・エネルギー省(MEDDE)は、議会で審議中の「生物多様性・自然・景観の回復のための法律」案について、国民に意見を寄せるよう呼びかけている。MEDDEは、海洋が地球上の酸素の正味の供給源であり、CO2の25%を吸収しているなど、生物多様性や自然が気候保護にも重要な役割を担っていることを指摘し、将来の生物多様性のため、この法案プロセスに参加するよう求めている。参加の方法は、法律の理解促進と法案への意見表明のために議員や市民社会らにより開設された、インターネット上のプラットフォーム「議会と市民」である。参加者はこのサイトで、提示された案への投票、提案に対する意見表明、修正案の提案等ができる。MEDDEは、支持の多い案は尊重するとしている。同法案は、2015年3月24日に国民議会(下院)を通過しており、2016年1月19日から第一読会の上院(元老院)での審議(Séance publique)が始まる。意見募集は、2015年12月21日に開始され、2016年1月18日まで行われる。【フランス環境・持続可能開発・エネルギー省】