一般財団法人環境イノベーション情報機構
フィンランド環境省、北極圏の生物多様性保護に関するセミナー開催へ
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2015.11.10 【情報源】フィンランド/2015.10.27 発表
フィンランド環境省は、北極圏の生物多様性を守る持続可能な人間活動のあり方を検討する「北極圏の生物多様性主流化」セミナーを北極評議会とともに開催すると公表した。北極圏には、極寒の気候に適応した2万1000種もの動植物が生息しており、400万人以上の人が暮らしている。現在、北極圏では、海洋酸性化、化学物質による環境汚染、気候変動、自然資源の利用に関連する負荷などの急激かつ大規模な変化が起きており、生態系や人々の暮らしへの悪影響が懸念されている。こうした中、今回のセミナーは、北極圏の生物多様性保全をあらゆる部門で必ず考慮されるものにすることをテーマに掲げ、企業、NGO、学術界、行政が、フィンランドおよび北極地域全体において、企業活動、地域の暮らし、生物多様性の調和を図る方法を検討するという。セミナーは、フィンランド環境省と北極評議会の北極圏動植物保全(CAFF)作業部会により、2015年11月10日にヘルシンキ市で開催される。【フィンランド環境省】