一般財団法人環境イノベーション情報機構
生物多様性条約第12回締約国会議、戦略計画達成への財政支援で合意し閉幕
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2014.10.30 【情報源】国連/2014.10.17 発表
韓国の平昌(ピョンチャン)で開催されていた生物多様性条約(CBD)第12回締約国会議(COP12)は2014年10月17日、2020年までの愛知目標達成に向けた行動の強化、持続可能な開発課題への取組に合意して閉幕した。同会議の重要な成果は、加盟国が戦略計画達成への財政支援で合意したことだという。各国は生物多様性に関する、途上国への国際的な資金フローを2015年までに2006-2010年の年間資金の平均から倍増して2020年まで維持するCOP11合意を再確認し、国内でも生物多様性のための資金を動員することで一致。戦略計画の実施強化と愛知目標達成に向け、資源動員・能力開発・戦略計画の監視など重要な決定を網羅する平昌ロードマップが採択された。また、閣僚級会合では、生物多様性戦略計画・愛知目標とポスト2015年開発アジェンダとの関連性を強調する江原(カンウォン)宣言が採択されている。【生物多様性条約事務局】