一般財団法人環境イノベーション情報機構
国際植物防疫条約事務局、生物多様性関連条約連絡グループに参加
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2014.09.25 【情報源】国連/2014.09.12 発表
国際植物防疫条約(IPPC)事務局が、生物多様性関連条約連絡グループ(BLG)の7番目のメンバーとなった。BLGにはすでに、生物多様性条約(CBD)、ボン条約(CMS)、ワシントン条約(CITES)、食料農業植物遺伝資源条約(ITPGRFA)、ラムサール条約、世界遺産条約(WHC)が参加している。IPPCでは、植物検疫措置に関する国際基準(ISPM)の設定をはじめ、独自の戦略推進、ISPM等の義務遂行のための各国の能力育成にも取り組んでいる。ISPMは、生物多様性関連条約の締約国にとって、国際貿易等による植物の病害虫の侵入・蔓延防止や、侵略的外来種・遺伝子組換え生物関連の問題対処に活用することができ、特にCBDの愛知目標9(2020年までの侵略的外来種対策)の達成に役立つ。
IPPC事務局は、2005年以降CBD事務局と協力覚書の下、共通分野での取組を共同で進めてきた。今後はBLGのメンバーとして、農業や貿易関連部門によるCBD目標への寄与拡大、世界における生物多様性の主流化、愛知目標の達成等への貢献が期待される。【生物多様性条約事務局】