ドイツ　生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム（IPBES）事務局が開設

【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2014.07.29 【情報源】ドイツ／2014.07.08 発表

　ドイツ連邦環境省は、ボンに、生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム（IPBES）事務局が開設されたことを公表した。気候変動に関する政府間パネル（IPCC）をモデルに設立されたIPBESは、政策決定者に対し、科学的な政策アドバイスの提供、生物多様性の状況や進展に関して独立した信頼性のある情報の提供を行う。さらに、生物多様性や生態系サービスの保護と持続可能な利用に関して科学的根拠に基づく対策を示していく。IPBESは2012年4月に設立され、既に118ヶ国が加盟している組織で、国連環境計画によって管理されている。IPBES事務局がボンに設立されたことにより、ボン在住の国連機関は18組織となる。ドイツ政府は、IPBES事務局の場所提供だけでなく、財源も支援している。さらに、連邦環境省は、連邦研究省と共に国家IPBES調整機関を設置し、事務局を支援するとしている。次回のIPBES会合は、2015年1月にボンで開催される。【ドイツ連邦環境省】