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環境ニュース[海外]

回遊性淡水魚と回遊可能な河川の保全のため各地でイベント開催、ボン条約事務局が発表

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2014.06.10 【情報源】国連/2014.05.23 発表

 ボン条約(移動性野生動物種の保全に関する条約:CMS)は、初のWorld Fish Migration Day(WFMD、世界魚類回遊デー)の2014年5月24日、世界の250カ所でイベントが実施されると報じた。共通テーマ「Connecting Fish, Rivers and People」(魚類、河川、人々をつなぐ)のもと、イベントは淡水の回遊魚類とダムなど回遊の障害物のない河川の水流を保全することの重要性について意識啓発を目的に行われる。IUCN、WWFなどの国際NGO、およびオランダの水関連機関とコンサルティング会社が主要パートナー団体となり、CMS事務局もスポンサーとして参加する。
 魚類の回遊では、サケが外洋を回遊後、生まれた川に戻り産卵する等の例がよく知られているが、川に建設されるダム等の障害物のために産卵水域への回遊が妨げられる例が増加しているという。CMS事務局は、CMSの回遊性魚類の保全への関わりが増えていることから、WFMDを支援している。CMSの附属書IとIIには、21種の淡水魚が登録されている。【ボン条約事務局(CMS)】

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