一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ 「企業生物多様性2020」の中間報告を公表
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2014.04.14 【情報源】ドイツ/2014.03.31 発表
ドイツ連邦環境省は、2013年にドイツ国内の経済団体や自然保護団体と共に設立した対話行動フォーラム「企業生物多様性2020」の中間報告を公表した。ここでは、自然保護への考慮は企業において有利となることを多数の企業が認識していることが示された。経費削減やイメージ改善、雇用者のモチベーションの向上、経済に依存している自然の多様なサービスを恒久的に保護できることが利点として挙げられている。連邦環境省は、また、今回の中間報告に合わせ、対話フォーラムの開催を公表した。対話フォーラムでは、企業プロセスにおける生物多様性の統合、不動産管理における課題、業務外での自然保護への参加がテーマとなる。連邦自然保護庁のジェッセル長官は、「企業活動における生物多様性の保護について指標の開発を目指している。これにより、企業や政治は生物多様性の保護と経済目標が両立できるという示唆を得、生物多様性への視点を企業の業績に統合することができる」とコメントした。【ドイツ連邦環境省】