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環境ニュース[海外]

ドイツ ドイツ全国の植生情報を集積したインターネット・プラットフォームを開設

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2014.03.11 【情報源】ドイツ/2014.02.24 発表

 ドイツ連邦環境省は、植物種やその生息空間についての情報を集めたインターネット・プラットフォーム「VegetWeb2.0」の開設を公表した。これは、これまで部分的に地域レベルでの存在していた植生に関するデータを、ドイツ全国共通のポータルサイトに収集・拡張するものである。ヘンドリックス環境大臣は、「植生に関してドイツには長い伝統があるにも関わらず、これらの知見は部分的にのみデジタル化されていなかった。このプロジェクトは、その状況を変え、この重要な知見を誰でも手に入れることができるようにするもの」とコメントした。連邦環境省は、連邦生物多様性プログラムから40万ユーロを拠出する。連邦環境庁が所轄機関となり、グライフスヴァルト大学が3年間の予定でプロジェクトを実行する。これまで、それぞれの地域で、異なる形式とデータバンクにおいて、植生情報が集められてきたが、プロジェクトにより、初めて、共通の情報システムに集められる。これまで紙ベースで集められてきた植生情報も統合され、さらにデータ交換やデータ拡張も統一形式により大幅に改善される。また、スマートフォンによる情報の収集も進められる。利用者は、計画者や学者、州・連邦所轄庁、地域の自然保護組織、ボランティアの自然保護活動家やステークホルダーが想定されている。【ドイツ連邦環境省】

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