スウェーデンエネルギー庁、CDM提案募集に応募多数と発表

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2014.03.06 【情報源】スウェーデン／2014.02.20 発表

　スウェーデンエネルギー庁は、クリーン開発メカニズム（CDM）事業の案件募集に50を超える国々から350件以上もの応募があり、これら案件による認証排出削減量（CER）は計1億6000万トンに上ると発表した。案件の大半が後発開発途上国など低所得国における事業で、また案件の3分の2はCDM事業として登録済みであり、気候変動に関する国際協力が世界的な低炭素開発を促進する大きな力を持つことが明らかになったという。今後これら案件について詳細な評価が行われ、最終選考に残った案件が数か月以内に通知される。
　同庁は、10年以上にわたり同国政府のCDM・共同実施（JI）プログラムを運営している。2020年までの国家目標の一環として、京都メカニズムを活用してCO2換算で最大4000万トンの排出削減に資金を投じる予定で、すでにその半分以上が決定している。個々の事業への直接参加やCDM・JIの多国間基金への参加を重視し、同庁はこれまでにアジア、アフリカ、ラテンアメリカ、東欧における80以上のCDM・JI事業および多数の多国間基金に参加している。【スウェーデンエネルギー庁】