一般財団法人環境イノベーション情報機構
生物多様性条約事務局、オーストリア政府がLifeWebイニシアティブを通じて220万ドルを拠出と発表
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2013.11.18 【情報源】国連/2013.10.31 発表
生物多様性条約(CBD)事務局は、オーストリア政府がLifeWebイニシアティブを通じた220万ドルの資金提供パッケージを承認したと発表した。CBDのLifeWebイニシアティブは「生物多様性条約戦略計画2011-2020」の実施を助け、生物多様性保全プロジェクトへの資金提供を推進する取組であり、資金の優先的な必要性に関する情報交換センターとなって資金のマッチングを支援している。
野生生物保護協会(WCS)とのパートナーシップにより、今回のオーストリアの資金で支援するプロジェクトは、コンゴ民主共和国のヤンガンビ生物圏保護区再生プロジェクト(58万5000ドル)、ラオスの東ボーリカムサイ県保護区の強化拡大プロジェクト(68万5000ドル)、バングラデシュのシュンドルボン・マングローブ林のカワイルカ保護プロジェクト(43万1000ドル)、エチオピアの野生種のコーヒーの保護とその生育地であるヤユ森林の保護再生プロジェクト(50万ドル)の4つである。
CBDのディアス事務局長は、オーストリアが提供した資金がLifeWebイニシアティブを通じて生物多様性条約とその戦略計画の実施に大きく貢献するとして、高く評価している。【生物多様性条約(CBD)事務局】