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環境ニュース[海外]

北極評議会の北極圏植物相・動物相保存作業部会(CAFF)、北極の海氷減少が生物や経済に及ぼす影響に関する報告書を発表

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2013.11.08 【情報源】その他/2013.10.23 発表

 北極評議会(Arctic Council)の北極植物相動物相保存作業部会(CAFF)は生物と海氷の関係に関する報告書を発表した。「Life Linked to Ice: a guide to sea-ice-associated biodiversity in this time of rapid change」(生物と海氷のつながり:急変する時代のなかで、海氷に影響される生物多様性)と題するこの報告書は、北極圏の海氷減少に伴う海洋生物種や人間の集落の変化を扱っている。それによると、海氷の減少は食物網全体に変化を及ぼして北極海の生物の基盤そのものに影響しており、藻類から鳥類、魚類、海洋ほ乳類のほか、移動や食糧、経済的な機会を海氷に頼っている人間の集落など、あらゆるものに影響しているという。報告書では様々な変化を示しつつ、北極評議会に対し、野生生物やその生息地の管理を柔軟で適応性のあるものにすること、かつ北極生物多様性の急変に効果的に対応できる海洋空間計画の立案を推進すること、生物多様性の変化を早期段階で検知して保全活動にとりかかれるような方法を示すことなどの提言も示している。【北極評議会 北極植物相動物相保存作業部会(CAFF)】

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