一般財団法人環境イノベーション情報機構
リオ条約パビリオン、国連砂漠化対処条約締約国会議(COP11)でリオ3条約の協調実施に関する相乗作用を醸成
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2013.10.10 【情報源】その他/2013.09.27 発表
リオ3条約(生物多様性条約、気候変動枠組条約及び国連砂漠化対処条約(UNCCD))の実施による相乗利益に関し意識啓発等を図る「リオ条約パビリオン」が、ナミビアの首都ウィントフックで開催されたUNCCD第11回締約国会議(COP11)の会場に設置され、2000人を超す参加者が、「土地劣化について中立な世界」(土地劣化ゼロ)の実現と持続可能な生活の支援のための相乗的アプローチについて意見を交わした。議論の対象は、土地劣化を防止するための目標設定から、生態系回復、気候変動への適応まで多岐にわたった(持続可能な土地管理、土地劣化との闘いにおける女性・男性の役割、資源動員も含む)。集まったUNCCD締約国・国際機関・学界・NGO等の代表者らは、リオ3条約を協調実施することによる相乗利益に関して意見交換やプレゼンテーションを行った。ルック・ニャカジャUNCCD事務局長は、このパビリオンを「学びと対話の素晴らしい場であった」と評価。気候変動・生物多様性・持続可能な土地管理の関連性を検証するこれらの対話型会議により、協調行動に向けた新たなチャンスが浮かび上がったとしている。【生物多様性条約事務局】