ドイツ　国内の森林による気候保全への貢献強化を目指し森林気候基金を創設

　ドイツ連邦環境省は、森林気候基金の創設を公表した。これは、連邦環境省と連邦農業省が共同で運営するもので、ドイツ国内の森林による気候保全への貢献強化を目指し、エネルギー・気候基金から今後数年間で3400万ユーロの予算が用意される。基金では、生物多様性の維持を含む森林が持つ全ての機能を考慮しつつ、森林と木材の気候保全への貢献がさらに強化されることが求められる。基金を通じ、気候変動に対してドイツの森林が必要とする適応策の支援、森林・木材の炭素を固定する機能の向上、長期的に炭素の貯蓄が可能な木材製品の割合を高める計画、研究・モニタリング対策、重点的な情報コミュニケーシュンが支援される。【ドイツ連邦環境省】