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環境ニュース[海外]

国際生物多様性センターの新刊書、地域の生物多様性が食と栄養、気候変動への適応に寄与

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2013.04.08 【情報源】その他/2013.03.25 発表

 国際生物多様性センター(Bioversity International)は2013年3月25日、新刊書「食を多様化させる―農業生物多様性を活用して栄養と食料安全保障を改善」を刊行した。同書では、農業生物多様性が食や栄養、食料安全保障の改善に果たす役割について現在の知見を示すとともに、実際に行われている改善策を検討し、知見と現行策との開きを示して、都市や農村、移行経済諸国にとって農業生物多様性の有効な利用を進めるにはどのような対策が必要かを明らかにしている。また、地域の生物多様性が栄養や食料安全保障のみならず、地球の気候変動への適応を促進するうえでも役立つことを示している。世界では8億6800万人が栄養不足、5歳未満の子どものうち1億9500万人が発達障害の状態にある一方で、先進国、途上国合わせて10億人が肥満、過体重であり、癌、糖尿病等の疾患も増えていることから、国際生物多様性センターでは、同書は政策立案者や栄養学者が手にすべき有用な書だとしている。国際生物多様性センターは、生活の向上や栄養、持続可能性、生産的で力強い生態系のため、農業・森林生物多様性の利用と保全を目的に活動する開発研究機関。【国際生物多様性センター】

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