一般財団法人環境イノベーション情報機構
生物多様性条約事務局、名古屋議定書第19条・20条についての非公式会議開催へ
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2013.03.15 【情報源】その他/2013.03.01 発表
2013年3月25日と26日、名古屋議定書第19条(契約の条項のひな型)と20条(行動規範や指針等)について話し合うための非公式会議が東京で開かれる。議定書19条は締約各国に対し、相互に合意する条件に関して、契約条項のひな型の作成、更新、利用を奨励しており、同20条は遺伝資源へのアクセスと利益配分に関して、任意の行動規範や指針、最良の実例、基準等の作成、更新、利用を奨励している。今回の会議では、既にある契約条項ひな型や行動規範、指針、最良の実例等について意見や経験を共有することで、策定と利用面の問題等について知識を深め、今後の策定に役立てるだけでなく、第3回政府間委員会における協議にも役立てる。CBD事務局長は、契約条項のひな型をはじめ両条で扱っているものは、企業その他の利害関係者が議定書の義務を履行する上で重要であり、この非公式会議でさまざまな経験や意見が共有されるはずだと期待を述べている。
会議は、日本の外務省と国連大学高等研究所による運営・財政支援のもと、生物多様性条約(CBD)事務局との協働により開催される。【生物多様性条約事務局】