一般財団法人環境イノベーション情報機構
EU オーストラリアの排出量取引制度との完全連携への道筋に合意
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2012.09.10 【情報源】EU/2012.08.28 発表
欧州委員会は、オーストラリアのコンベー気候変動エネルギー効率担当大臣と欧州委員会のヘデゴー気候行動担当委員が、双方の排出量取引制度の連携に合意したと公表した。遅くとも2018年7月1日までに、双方のキャップ・アンド・トレード制度間で排出枠を相互に承認する完全連携が開始され、事業者は、オーストラリアとEUの排出量取引制度のいずれかを選択することになる。オーストラリア政府は、この連携を促進するために、炭素価格に関して、底値の設定をしない、また京都メカニズム利用の際の制限の導入と2点の変更を行う。また、オーストラリアの事業者は、暫定的な連携により、2015年7月1日以降、遅くとも2018年7月1日までは、オーストラリアの排出量取引制度の義務を遵守するために、EUの排出枠を利用することができる。欧州委員会とオーストラリア政府は、2013年半ばまでに暫定的な連携のための登記簿制度に合意することを目指す。【欧州委員会気候行動局】