G8環境大臣会合にヨハネスブルグサミットへの準備を期待

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2002.04.22 【情報源】EU／2002.04.12 発表

　4月13、14日にカナダのバンフで開催されるＧ８環境閣僚会合に、欧州委員会のヴァルストロム環境委員が参加する。この会合では、「環境と健康」、「環境と開発」、「効率的な国内・国際的環境ガバナンス」の3点に焦点が当てられる。こうした議題は、2002年8月から9月に開催される「持続可能な開発に関するヨハネスブルグサミット」のアジェンダでも、重要なものとなろう。
　このほか、環境大臣会合では、気候変動についても話し合われる予定である。ヴァルストロム環境委員は、各国に対し、ヨハネスブルグサミットに間に合うように、京都議定書の批准に必要な手続をとるよう働きかける。
　EUは、「環境と健康」については、子供と環境、健康に関する調査を進め、これに関する指標を作ることを支持する。「環境と開発」については、安全な飲料水やエネルギーにアクセスできない途上国の人々に対し、先進国が支援を拡大するよう求めていく。「効果的な環境ガバナンス」については、国際的にはUNEPの強化や世界環境大臣フォーラムのメンバーシップの拡大などに取組むとともに、国内的には持続可能な開発戦略の構築や実施を重視していくとしている。【欧州委員会環境総局】