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環境ニュース[海外]

生物多様性条約名古屋議定書、ソマリアが73番目の署名国に

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2012.01.23 【情報源】その他/2012.01.10 発表

 2012年1月9日、ソマリアは、生物多様性条約(CBD)の「遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)に関する名古屋議定書」に署名し、73番目の署名国となった。
 名古屋議定書は50番目の批准書寄託から90日後に発効することになっており、発効すれば遺伝資源の提供者と利用者双方に対して法的な確実性や透明性がもたらされ、遺伝資源及び遺伝資源に関連する伝統知識の利用を促進する枠組みが実現し、公正で衡平な利益配分が促進されることになる。従って同議定書は、生物多様性の保全とその構成要素の持続可能な利用の新たなインセンティブとなり、ひいては持続可能な開発や人類の幸福にも寄与することになるという。
 地球環境ファシリティー(GEF)は、日本政府から1250万ドルの拠出を受けて「名古屋議定書実施基金(NPIF)」を創設し、同議定書の早期発効と効果的な実施のための資金援助を行っている。それに加え、100万ドルの中規模プロジェクトにより、一連の意識啓発活動や能力開発活動を通じて同議定書の批准と早期発効を支援している。このプロジェクトはCBD事務局が実施している。
 現在の署名国のリストは下記「関連リンク」から参照可能。【生物多様性条約事務局】

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