一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ、ポーランドとの環境委員会を開催
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2011.05.16 【情報源】ドイツ/2011.04.28 発表
ドイツ連邦環境省は、ポーランドのワルシャワにおいて、2日間に渡り開催されたドイツ・ポーランド環境委員会の結果を公表した。環境委員会には、ドイツのレトゲン連邦環境相とポーランドのクラシェフスキ環境相が出席し、20年間に渡る両国の協力関係の成果を称え合った。レトゲン大臣は、「環境分野における協力関係は、両国間の関係を安定させるもの。自然保護、大気質の改善、絶滅危機種の保護、洪水予防など様々な分野で国家間、地域間、市民同士、民間同士の協力が大変積極的に進められている」とコメントした。2011年の後半、ポーランドは、EU欧州連合理事会議長国となる予定であり、この期間には、南アフリカで開催される国連気候変動会議の開催、2012年の国連持続可能な開発会議(リオ+20)の準備など、ポーランドの果たすべき役割は重要である。特に国連気候変動会議では困難な交渉が予想されており、ドイツとポーランドは、欧州連合が気候政策でリーダーシップを取ることに合意している。国連持続可能な開発会議では、持続可能な経済のためのコンセプト作成と国際環境政策の強化が重要なテーマとなる。ドイツは、国連環境プログラム「UNEP」が、独立した国連環境機関となるよう努力することを表明している。また、両国は、今年10月に森林の生物多様性に関する会議を共同開催することに合意した。【ドイツ連邦環境省】