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環境ニュース[海外]

地球環境ファシリティ、名古屋議定書のための専用信託基金を設置

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2011.03.31 【情報源】その他/2011.03.18 発表

 2010年10月に名古屋で採択された生物多様性条約「遺伝資源へのアクセス及びその利用から生じる利益の公正で衡平な配分(ABS)に関する名古屋議定書」のための信託基金「名古屋議定書実施基金(NPIF)」が、2011年3月17日、地球環境ファシリティー(GEF)に創設された。NPIFは名古屋議定書の早期発効と実施の推進を目指すもので、この設立には日本が大きく貢献した。名古屋議定書は、遺伝資源と関連する伝統的知識へのアクセスとその利用から生じる利益の配分を促進する国際ルールを定めたもので、資源と環境を保全し持続可能な方法で利用することと、経済の発展との両立を図っている。医薬品、農業、園芸、化粧品、バイオテクノロジーなどさまざまな産業がこれにかかわっている。また、「公正かつ衡平」への配慮を明確にうたった初めての国際経済文書として、21世紀の新たな国際経済秩序のモデルとなるともいわれている。名古屋議定書は生物多様性条約締約国の署名のために、2011年2月からニューヨークの国連本部で開放されている。【生物多様性条約事務局】

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