一般財団法人環境イノベーション情報機構
ニューカレドニアのサンゴ礁を世界遺産に申請
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2002.03.01 【情報源】フランス/2002.02.20 発表
フランス環境国土整備省は、1月31日、ニューカレドニアのエコシステムを含むサンゴ礁を世界遺産に指定するよう、UNESCOに推薦書を提出した。ニューカレドニアのサンゴ礁は、面積、生物多様性において、世界で最も注目すべきサンゴ礁の一つである。世界に10ヵ所しかない二重リーフを持ち、また、リーフの延長は1600kmに及ぶなど、極めて特殊で、海底や動植物相についても独自性を有する。しかし、人間活動、海水温の上昇、水質汚染によって、希少な生息地は脅かされている。
ニューカレドニアの世界遺産指定の可否は、2003年6月の世界遺産委員会で決定される予定。この間、UNESCOは世界自然保全連合(IUCN)と協力し、科学調査団を現地に派遣する。世界遺産に指定された場合、持続可能な保護管理対策は地方当局が行うことになる。【フランス環境・国土整備省】